正月 上生菓子

正月 上生菓子

初日の出

白餡に 練り切りきんとん
紅色はビーツの色です
初日の出のめでたさを表しました

根引きの松

薯蕷まんじゅうに根引き松の焼印
抹茶をあしらい
紅餡はビーツで色付けしております

根引きの松とは正月の門松の一種
京都の町家で多く見られます
その地に根着く ますますの成長
行く末が頼もしいなどの意味合い

福寿草

栗 抹茶 蒸し羊羹
福寿草は、正月飾りの一つでもある
めでたい花です

花が咲き始めるのが
旧暦の新春で開花期間が長いことから

長寿や幸福が連想され
福寿草と名付けられました

栗きんとん

白餡 栗の甘露煮

漢字では栗金団
黄金色に輝く小判のようでもあり 
金運や豊かさを連想させる
お節に欠かせない一品

殻と渋皮を取り去った栗は
「勝ち栗」と呼ばれ

勝負運を上げる縁起の良い
食べ物とされてきました

花椿

白餡 練り切り 栗そぼろ

冬から春にかけて花をつける椿は
新しい季節の訪れを予感させてくれます

古来より霊力をもつ神聖な植物
として崇められ

常に緑の葉なことからも長寿の樹木
とされてきました

新玉 あらたま

こし餡 百合根餡

「新玉(あらたま)の」は
年・月・春などにかかる枕詞です

年月の「改まる」意からとの説も
新年であることを表します

真っ白な気持ちで “あらたま”って
新年のはじまりを迎えます

雪うさぎ

2023年の干支 卯 うさぎ

雪を固めて
南天の葉っぱと実で作って遊んだ
雪うさぎ

練り切りと白餡で ふわふわの雪を
デーツ餡で赤目
抹茶羊羹で耳の葉っぱを 表しました

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