木守り
きまもり
木守り
柿羊羹。
木守り柿とは、
収穫後の木の上に、柿の実を1つ、もしくは数個残しておくことを指し、
「きもり」「きまもり」「こもり」などとも読むそうです。
木守りは、みかんやその他の果物でも行われることがあります。
昔の人は、実を全て収穫せず、必ず大きな実を枝に残していたそうです。
天からの贈り物である実りを有り難く想い、
来年の豊作も願うためであり、また、
鳥やその他の動物たちが、
これから寒い冬を乗りきる食糧となるよう残しておくためと言われています。
自然からの恵みを独り占めせず、
分かち合おうという先人たちの、
謹みと報恩、感謝、豊かな心遣いが表れた習慣です。