春霞

はるかすみ

春霞

白餡を外郎生地で包んだ、春らしい柔かい上生菓子。

春になると、大気が霞み、
遠くが、日本画のような淡い色合いの景色となります。

これは、
気温差が大きく風の弱い日に、
植物の蒸散が活発になるなど大気中の水蒸気の量が増え、微細な水滴が空気中に漂うことで起こる現象です。

あるいは、
春頃は低気圧が発達しながら本州付近を通過するため、それに伴い大陸から黄砂が飛来し、霞んで見える時もあります。

ちなみに、
霞は昼間の呼び名で、夜は朧(おぼろ)と呼ばれます。

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