九月 秋分

九月 秋分



[ 2021 年 9 月 22 日 火曜日 ]
秋風の吹き扱き敷ける花の庭清き月夜に見れど飽かぬかも   大伴家持

*この時期に詠まれた歌の言葉に魅かれ菓子を創作しました。その情景を感じていただければと存じます。

 

香菓(かぐのみ )

お迎えのお茶 菊花茶
小さな甘味 お萩(小豆あん・胡桃衣)と 着せ綿 月桃の葉に乗せて
こよみ菓子

焼き林檎 -生姜風味の葛あんかけ-
水出し平番茶  レモングラスのグリーンティ(煎茶のアレンジ)

節季菓子 *宵の間 点茶
お土産 フィグログ  りんごキャラメル

 

*宵の闇(こし餡の葛焼  吉野本葛使用)
秋にその年初めて北方から渡ってくる雁を、「初雁」といいます。 夜空を雁が飛びゆくイメージに仕上げています。
やわらかに練った吉野本葛の表面に焼き色を透けることでその風情にしています。


お茶 朝宮茶、政所茶
菓子器 安藤雅信、クリスチャンヌ・ぺロション、アラビア社のルスカ
茶器 菱田賢治、古物(江戸時代 黄瀬戸金継ぎ)

 

 

 

 

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