十二月 大雪

十二月 大雪  

[ 2020 年 12 月 7 日 月曜日 ]

初雪は千重に降りしけ恋ひしくの多かる我れは見つつ偲はむ   大伴家持

この時期に詠まれた歌の言葉に魅かれ菓子を創作しました。その情景を感じて頂ければと存じます。

香菓(かぐのみ )

お迎えのお茶 麦こがし
小さな甘味 塩ピーナッツ   黒糖くるみ   クコの実のシロップ漬け   紅玉リンゴのチップス   金柑ゼリー 花柚子のグラニテ
クリスマスローゼルティーまたはレモングラスのグリーンティ(煎茶のアレンジ)
こよみ菓子 William lamagnere 氏のタルトタタン    シナモン風味のソルベ添え
節季菓子 風花舞う  点茶
お土産 和のシュトレン

*風花舞う(百合根製きんとん)
正月料理などで食する百合根のホクホクした食感をそのままに、白餡を百合根きんとんでまといました。
雪が花のように舞う姿を表しています。

お茶 朝宮茶、政所茶
菓子器 安藤雅信、大谷哲也、小澄正雄
茶器 大谷哲也、小野哲平、菱田賢治、古物(江戸時代 黄瀬戸金継ぎ)

 

 

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